監査ログ
CRM Onlineの監査ログについて調べたので記載。
先ず監査ログは自動的に削除されません。ということはディスクスペースを節約するには定期的に手動削除を行う必要があります。
次、監査ログは四半期毎にDynamics CRMが作成するパーティションに保存され、削除はパーティション単位となります。
パーティションの終了日付は以下のルールで設定されるようです。
監査ログを有効にした場合には以下の点に留意してください。
初期データ移行時の監査
大量データの処理を伴う初期データ移行時に監査機能が有効になっていると大量の監査ログが生成され、ディスクスペースを大量に消費します。監査はユーザーのレコードに対するオペレーション履歴を追跡する為に使用することが多く、初期データ移行時の監査ログは殆どの場合不要です。
読み取り専用エンティティ・項目に対する監査
読み取り専用エンティティ・項目に対するユーザーのオペレーションは参照のみの為、監査は不要です。監査ログ生成によるディスクスペースの消費を抑えるだけでなく、システムに対する負荷も軽減します。
監査対象項目の精査
業務上全ての項目の監査は必要ないことが多く、監査対象項目を絞って運用することにより監査ログの中から必要な情報を見つけやすくすると共にディスクスペースの消費を抑えます。
古い監査ログの削除
Dynamics CRM Onlineの場合、使用可能なディスクスペースには上限がある為、古いログを削除してディスクスペースを開放することによりディスクを有効に活用できます。
以上。